ストレスがかかると身体に様々な変調をきたします。
このようなストレスによって生じる身体の反応のことをストレス反応と呼びます。
例えば、大事な会議の前にお腹が痛くなる場合があります。
これは「大事な会議」がストレスになって、「お腹が痛くなる」というストレス反応が出ているんですね。
ストレス反応は、人・環境・ストレスの原因(ストレッサー)などによって症状が変わってきます。
症状は多岐に渡り、他の病気と似たような症状が出ることも多いので、それがストレス反応なのか、身体の病気なのかということがなかなか判別しにくいことがあります。
このエントリーではどういうストレス反応があるのかを勉強していきたいと思います。
あなたの不調もひょっとしたらストレスが原因かもしれませんよ。
ストレスが原因で起こる症状
身体的な反応
ストレスが原因で身体に症状が現れることがあります。
他の病気との見分けがつきにくいため、医療機関で診察を受けてはじめてストレスが原因だったと分かる方も多いでしょう。
またストレスのもとが分かりにくいのも特徴ですね。
ストレスが原因で身体症状が出た場合は、心療内科を受診するようにしましょう。
身体的な反応が起こった場合、ストレスの解消をしてもすぐに症状改善とはいかないので、同時に一時的な症状緩和の対策を練らなければなりません。
【具体的な症状】
頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、吐き気・胸やけ、腹痛、胃腸症状、食欲低下・過食、生理不順、蕁麻疹・湿疹、血尿、不眠など。
精神的な反応
「叱られて気分が落ち込む」というような精神的な症状です。
ストレスという言葉からは、この精神的な反応が一番最初に思い出されるのではないでしょうか。
上のような例であれば原因は分かりやすいですが、ストレスは自分でも原因が何なのかわからないことがしばしばあります。
そのような場合、ストレスを回避したり緩和することが難しくなるので、自分を見つめ直す時間を取ったり、時にはカウンセリングなど人の力を借りることも必要になってきます。
【具体的な症状】
やる気が出ない、イライラする、不安、気分の低下・落ち込み、何事にも興味・関心がなくなるなど。
行動の変化
精神的な反応に付随して起こる行動の変化です。
自分でも気づかぬうちにこれらの行動を起こしてしまうことが多く、この行動の変化だけでは、なかなかストレスが原因とは気づきにくいものです。
周りの人からも性格・能力の問題にされ、辛い目に遭うことも多いですね…。
もしも、最近ミスが増えたなど身に覚えのある方は、ストレスが原因かもしれないということは意識しておいた方が良いでしょう。
思わぬ事故を起こす前に手を打っておきたいものですね!
【具体的な症状】
仕事などでミスが増える、飲酒・喫煙量が増える、不慮の事故、ぼんやりしてしまうなど
上に挙げたものは代表的な症状であり、他にも様々な反応があります。
このブログではストレス解消法とともに、身体症状の緩和も紹介していきますので詳しくはそちらのエントリーをご覧ください。