強烈に刻まれる恐怖の記憶・・・事件・事故後のトラウマ解消法

事件・事故などに遭遇した時、人は本人の想像を越えたストレスの負荷がかかります。

一番遭遇する可能性が高い事件・事故と言えば交通事故でしょうか。

他にも殺人事件、強姦などまさか起こるはずがないと思っている衝撃度の高いエピソードほど、ストレスの度合いは高くなります。

このようなストレスを抱えてしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか?

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事件・事故後のストレスと病気

事件・事故のストレスを抱えるのは、被害者…と考えがちですが、それだけではありません。

他にも自分のせいで人を傷つけてしまったと感じる加害者や、衝撃的な場面をたまたま見ただけの目撃者もストレスを受ける場合があります。

普通のストレスはストレスが長期間続く事で様々なストレス反応が出てくることが多いですが、このような衝撃的で突発的な出来事が起こることによるストレスはは強力で、一瞬にしてストレス反応が出る事があります。

また、起こった直後は普段と変わらない場合も、落ち着きを取り戻した1カ月後、2カ月後に急にトラウマが蘇りストレス反応を起こすこともあります。

具体的なストレス反応の例としては、交通事故に遭った人が傷が治った後も車を見るとその部分が傷んだり、交通事故に遭った日になると外に出られなくなったりがあります。

また事故の記憶が突然鮮明に思い出されるフラッシュバックという症状も特徴的です。

これらの症状が酷い場合、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されます。

事件・事故のストレス
ふとした時に起こるフラッシュバックは、本人に辛い体験を何度も思い出させます。

トラウマ克服法

誰かに体験を聞いてもらう

自分の辛い体験を聞いてもらうことで、心の整理がつけられます。

親身に聞いてくれる友人や家族、もしくは相談員やカウンセラーを探すとよいでしょう。

あくまで自分が心の整理をつけるための方法であり、相手にアドバイスをもらったりする必要はありません。

体験を話す時、涙がこぼれたりすることもあるでしょうが、我慢せずしっかり泣いてしまった方が良いです。

自分の思うがままに話すほどに、心がリラックスするはずです。

話をすることができない人は、日記などに克明に自分の気持ちを書き記すのも効果的です。

ブログなどを運営している人であれば、それに書くのも良いでしょう。

励ましのコメントなどをもらうことで元気づけられることも。

ただ、中には心ないコメントを書く人もいるので、こういうことが気になる場合は、知り合いにだけ公開するなどといった配慮が必要となるかもしれません。

他人事のように出来事を思い出す

起こった出来事を自分が体験した出来事としてでなく、客観的に思い出すことで、起こった事実を受け止められるようになります。

「客観的に振り返る」というのは、よく映画を見ているような感じで思い出すと良いと言われます。

自分役を遠くから眺めているイメージと言いますか、自分が映画館のシートに座って、起こった出来事の映像を見ているイメージを思い浮かべましょう。

逆に自分が体験した出来事として主観的に思い出してしまうのは逆効果と言われています。

なかなか、一人で区別が難しい時には、専門のカウンセラーさんに相談してみるとよいでしょう。

「フラッシュバック」という症状が象徴的で、事件・事故の記憶を忘れようとする努力をしてしまいがちですが、記憶は簡単に消せるものではありません。

今回ご紹介した2つの対策は「記憶を消す」のではなく、「記憶を害のないものに風化させる」ことを目指したものです。

強烈なストレスは1日2日で風化するものではありませんが、必ず記憶は薄れ風化していくことを信じましょう。

事件・事故に遭遇した場合、加害者はもちろん、被害者であっても自分を責める傾向にあります。

周りの人は、まず「貴方は悪くない」ということをしっかり伝え、トラウマを抱える方が話しやすい環境をちゃんと整えてあげてください。

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