病気のストレスが新たな病気を生む・・・病気のストレス解消法

ストレスが病気の引き金になることは良く知られていますが、その逆に病気がストレスに繋がることがあります。

特に有名なのは末期がんの患者さんですね。

末期がんと宣告された人は、自分の死を受け入れることができずストレスが溜まり、その結果、うつ病など精神疾患にかかる率もかなり高くなっています。

そこまでの病気でなくても、例えば単身者が風邪をひくと、心細くなったり人恋しくなったりしますよね。

風邪は数日で治るためその程度で済みますが、治療に時間がかかる病気や障害が残ってしまうような場合の不安は相当大きなものとなります。

そういった不安はストレスとなり、時に新たな病気を誘いこんでしまうこともあるのです。

また、世話をする家族側も相当なストレスを感じることになります。

これらのストレスを軽減するにはどうしたら良いのでしょうか。

今回は自分が病気の場合、家族が病気になった場合の両視点から見てみることにします。

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病気・障害のストレスとは

上にも書いた通り、病気は大きなストレスのもととなり得ます。

怖いのは、これまでの健康な状態に戻らない、つまり障害が残ったり再発する可能性がある病気の場合です。

テレビのドラマやドキュメンタリーでは、足を失ったアスリートが立ち直っていく、というようなプロットがよくありますよね。

こういった話では「苦悩しながらも徐々に立ち直り、なんらかの成果を出す」という話になることがほとんどです。

しかし、その影には「苦悩してうつになってしまった人」「立ち直ろうと努力したものの結果が出なかった人」も沢山存在するんですね。

現実に、日本の自殺の原因の第1位は「健康上の問題」で、その割合はなんと約5割に上ります。

これまで普通に出来ていたことが自分の力で出来なくなる他人に迷惑をかけて申し訳ない薬の副作用がきつく生き地獄を味わうなど、健常者にとっては想像もできない大きなストレスが圧し掛かってくるんですね。

大きな病気・障害を抱えてしまった方の家族は、テレビのドラマ・ドキュメンタリーのように、「立ち直れるのが当たり前」ではないことをまずは理解し、長い目で回復を見守るようにしてください。

病気のストレス
病気が新たなストレス源にならないようにするには、家族の助けが必要です。

ストレス解消法

なるべく今まで通りに過ごす

病気になったことが原因で必要以上に生活に変えてしまうと、病気と直面せざるを得なくなり、本人が常に病気を意識している状態になってしまいます。

病気になることで様々な制限は受けると思いますが、それ以外の部分ではなるべく今まで通りの生活を続けることが大事です。

家族の対応も腫れものに触るような丁重さは要りません。

いつも通り接することが本人にとって一番安らぐ方法なのです。

また、家族が落ち込むと本人は敏感に察知するので、家庭の雰囲気も今まで通りにするように心がけましょう。

どうしても暗くなってしまう場合、家族が積極的に気分転換し、家族から明るい空気を持ちこんであげるのが良いでしょう。

適度な気分転換

気分を外に向けたくなる時には、積極的に気分転換を取り入れましょう。

一時でも病気を忘れられるような楽しい気分が味わえると、だいぶ心がリラックスできます。

ただし、気分が乗らない時には無理にする必要はありません。

家族はなるべく本人がしたいことを手助けしましょう。

本人の意に沿わないようなことをしたり、あまりに落ち込んでいる時にする気分転換は逆効果になるので注意です。

また、家族の方にもかなり大きいストレスがかかっているはずです。

「本人が苦しんでいるのに・・・」などと思わず、家族が積極的に自分の好きなことをやって気分転換を図りましょう。

周りが明るくなると、その空気は自然と本人にも伝染っていきます。

できないことを家族が制限しない

病気だからといってあれもこれも制限されると、病気のストレスに加え、制限のストレスも加わり、大きな負担を感じます。

「病気のせいだ」と感じることで病気に直面することが多くなり、気分が沈んでしまうことにもなりかねません。

家族が心配だからという理由であれこれ制限してしまうのはやめましょう。

出来る限り制限は少なくし、本人のやりたいことをやらせてあげることが理想です。

ただ、医師に止められていることなどはしっかり説明して本人に納得してもらいましょう。

気を内面ではなく、外側に向ける

何もせずに部屋に籠っている状態では、どうしてもネガティブな考えが頭をよぎり、悪い方悪い方に考えが引っ張られてしまいがちです。

そのため、できるだけ何か作業をして気を紛らわせることも大事。

例えば簡単な仕事をする、本を読むなど、今できることで構いません。

身体が思うように動かないといったストレスは、時間が経過し慣れてくることでしか解決できないので、まずはこのストレスに順応できる時間をあげることが大事だと思います。

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